ワサビノキ科に属するモリンガは、北インドが原産の植物。主に熱帯•亜熱帯地域で栽培されており、干ばつへの強さとその驚異的な成長力が特徴です。また、根、茎、枝、葉、花、種の全てに利用価値があるほか、人間に必要なほぼ全ての栄養素を含むことから“奇跡の木”、“生命の木”と呼ばれています。

モリンガには5大栄養素（エネルギー・たんぱく質・炭水化物・脂質・食物繊維）に加え、ミネラル（カルシウム・マグネシウム・カリウムほか）、ビタミン（ビタミンＡ・ビタミンB群・ビタミンCほか）、必須アミノ酸（バリン・ロイシンほか）、非必須アミノ酸（アスパラギン酸・グルタミン酸ほか）、さらにポリフェノールが、豊富かつバランス良く含まれており、まさにスーパーフードの名に相応しい植物なのです。

このように、多くの栄養素を含んでいるモリンガ。便秘解消、美肌効果、ダイエット効果、デトックス効果、アンチエイジング効果のほか、アレルギー症状の抑制、糖尿病予防、高血圧予防といった、女性に嬉しい効果を得ることができます。

特に高い栄養価を誇るモリンガの葉は、一般的な葉野菜のように使うことができるので、サラダやお浸し、煮物、炒め料理などにおすすめ。また、モリンガパウダーやサプリメント、モリンガ茶としても市販されているため、気軽に普段の食生活に取り入れることができます。

※ただし、妊娠中の大量の摂取は流産を引き起こす危険性があるという文献も報告されているため、妊娠中、あるいは妊娠の可能性が高い人は摂取の際に十分に注意が必要です。