ヘンプシードの正体は麻の実。麻と聞くと違法な植物をイメージする方もいるかもしれませんが、ヘンプシードには違法となる成分は含まれていないのでご安心を。あまり見かけることのないヘンプシードですが、日本や中国では古くから食べられており、私たちの身近なところでは七味唐辛子にも入っています。

私たちの皮膚や髪などをつくるために必要な必須脂肪酸、必須アミノ酸は体内で生成することができないため卵や肉類などから摂取するのが一般的ですが、ヘンプシードはこれらをたっぷり含んでいます。また、普段摂取しにくい脂肪酸とされるオメガ３も含まれており、肌の乾燥を防いでくれます。

必須脂肪酸、必須アミノ酸だけでなく、ヘンプシードには抗酸化作用のあるビタミA・C・E、鉄分などのミネラル、食物繊維が含まれており、まさに美と健康を保つためにすすんで取り入れたいスーパーフードなのです。現在では、こうした優れた栄養価が認められ宇宙食としても採用されています。

ヘンプシードはクセない味をしているため、グラノーラやスムージーはもちろん、ご飯に混ぜても美味しく取り入れることができます。また、食用のヘンプシードオイルも販売されているので、うまく活用すれば料理の幅が広がりそうです。ただし、ヘンプシードオイルは加熱に弱いのでサラダなどで取り入れると栄養を逃さず取り入れることができます。