女子を魅了するティムバートンの世界観とは?
みなさんこんにちは。
突然ですが、みなさんは「シザーハンズ」や「チャーリーとチョコレート工場」「ナイトメアビフォアクリスマス」などの作品はご存知でしょうか。
「しってるしってる!」「大好きなんだけど!」「むしろ知らない人とかいんの?」
なんて声が聞こえてきそうな気もしますが……これらに共通しているのは“ティム・バートン”作品だということ。
そんなティム・バートンのルーツや頭の中までも覗けてしまうような展覧会「ティム・バートンの世界展」が、11月1日から2015年1月4日まで、六本木ヒルズ52階の森アーツギャラリーセンターで開催しています。
2009年、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で来場者数80万人以上の動員数を記録したという『Tim Burton展』をブラッシュアップした今回の展覧会。
ここ日本でも多くの人……とりわけ女子の心を掴んで離さないティム・バートンの作品たちがついに日本上陸です。
しかし、ここで一つ疑問が。
ティム・バートン作品のなにがここまで女子を夢中にさせるのでしょうか。
わたし個人的にはちょっと不気味だよね……といった印象なんですよ。
どうしてその不気味な世界観に女子は魅了されてしまうのでしょうか……気になる。
気になる。
気になるーーーーーっっ!!!!!
怖かわいいティムバートンの世界
と、いうことでやってきましたティムバートンの世界展。
まずはどどーん、と「ティム・バートン展」のために作られたという“バルーンボーイ”がお出迎えしてくれます。
森アーツギャラリーで開催される展示会などほとんどのイベントが撮影禁止なのですが、今回のティム・バートン展も然り。
このバルーンボーイは撮影が許可されているので、みんな必死に写真を撮ろうとするのですが、なんせこの大きさ……
レンズに収めるのがやっとでした。
−−ここから先は撮影禁止ゾーンですので文章のみでの解説になります。
本展は、作品のテーマやモチーフごとに、11のセクションに分かれているようです。
まずエントランスを抜けるとうずまきが印象的な『アラウンド・ザ・ワールド』のセクションに。
ここには、紙ナプキンシリーズとして、監督が様々な飲食店の紙ナプキンやホテルのメモ紙などに描いたキャラクターの“落書き”が並んでいます。
紙ナプキンにはところどころシミが付いているものもあり、本当に“その場で書いた”感あふれるものばかりでした。
どんどん進むと『フィルム・キャラクター』のセクションに。
ここには、『チャーリーとチョコレート工場』や、『フランケンウィニー』『シザーハンズ』『バットマン』『マーズ・アタック』などの有名な映画のキャラクタースケッチやパペットなどが並びます。
女子ならば、大抵はここでひと盛り上がりすることでしょう。
私の周りでも
「かわいい〜〜〜〜〜〜」
が止めどなく聞こえていました。
『映像』セクションでは、幻の映像作品と言われている“ヘンゼルとグレーテル”が放映されています。が、なんと上映時間は35分もあります。残念ながらわたしはこのコーナーをスルーしました。
(というのも、土曜日の真っ昼間に行ったため人が多すぎて入る隙間が無かったのです)
『リーディング・ルーム』では、監督が映画製作に関わったスタッフのみに配布すると言われているファイルをiPadで閲覧することができます。マニアにはたまらんコーナーなのでしょう。
その後、『影響を受けた人』『フィギュア:男?女?生物?』と、展示する側も見ている側も“?”が浮かんでくるような作品が並びます。
ここには、本展示会のメインビジュアルに使われている“ブルーガールとワイン”が展示されていました。
(ちなみに、メインビジュアルはこんな感じ)
と、そろそろ展示も終盤にさしかかったその時………!!
わたしは運命的な出会いをしてしまったのです。
『誤解されがちなアウトサイダー』として展示されている、絵本『オイスター・ボーイの憂鬱な死』に登場するキャラクターたち。
そのなかに“ステインボーイ”というキャラクターがいるのですが、なんとも愛くるしい!!
わたしは彼に一目惚れしてしまいました。
ステインボーイとは、その名の通りどこにでも“シミ”をつけてしまう男の子。
シミをつけることしか出来ない、だけどその力をそんなに活かすわけでもない、変わったヒーローなんです。
そんなステインボーイの登場する約4分のショートショートの映像作品は制作会社がYouTubeに全作品アップしています。
とってもシュールですが、とってもかわいいです。気になる方は下のリンクから是非ご覧ください。
※ちなみに、YouTubeでは字幕版がありません……日本語字幕版はニコニコ動画からどうぞ。
気付けばティムバートン展は終了
ずらーっと彼の作品たちを見て、わたしが個人的に感じた意見はこうです。
「見た目が恐ろしいが故に忌み嫌われてしまう主人公たち。しかし、一見ダークな作品の中にも“愛”がテーマとなっている作品がほとんど。独特のグロかわいい作風にプラスしてそれぞれのキャラが抱えるもの悲しさがなんとも愛おしく思えてしまうのです。そして、実は多くの作品がただ悲しいだけでなくハッピーエンドを迎えている。そんな世界観に女性たちは引きつけられてしまうのだと」
そしてわたしも、今回の展示会を通してめでたくティム・バートン魅惑の世界に引き込まれた女子の一人となりましたとさ。
年明け4日までの開催ですが、終盤はかなり混み合うことが予想されます。
気になる方は是非年内に行くことをオススメします!
【info】
ティムバートンの世界展
日程:2014年11月1日(土)~2015年1月4日(日)
※休館日:会期中無休
時間:11:00~22:00(土日祝は23:00まで)
会場:森アーツセンターギャラリー
東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー52F
電話:03-6406-6855
入場料:一般1,800円、高校生・大学生1,300円、子供(4歳~中学生)800円 ※税込
[ライター・カメラ/木村衣里]
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