2018/06/09
捨てるなんてもったいない! 野菜の調理くずからとる栄養満点のダシ「ベジブロス」って?
この記事は約2分17秒で読めます
料理中に調理くずとして出る、野菜の皮やへた、茎、根っこ…。普段はゴミとして捨ててしまうことも多い部分ですが、実は今、こうした野菜の調理くずからとるダシ「ベジブロス」が料理に活用できると注目されています。そこで今回は、いつもの料理を格段においしくする、ベジブロスについてご紹介します。
ベジブロスとは
ベジブロスとは、野菜(Vegetable)からとるダシ(Broth)のこと。今までは捨てられていた野菜のへたや皮、茎、根っこなどを利用して煮出すことで、野菜の栄養が丸ごと詰まったダシとなり、いつもの料理に使用すると味が格段にアップすると話題になっています。
野菜の栄養を効果的に摂取できる
また、野菜の細胞内にある「ファイトケミカル(ポリフェノール、イソフラボン、リコピンなど健康に良い影響を与える物質の総称)」は、加熱によって細胞外へ溶け出すため、野菜を煮出して作るベジブロスは、栄養成分を生野菜ジュースよりも効率的に摂取できるのだとか。
これにより、老化や病気を防ぐだけでなく、免疫力アップ、美肌効果など女性に嬉しい効果も期待できます。
これにより、老化や病気を防ぐだけでなく、免疫力アップ、美肌効果など女性に嬉しい効果も期待できます。
作り方はとてもシンプル
主にベジブロスに使われるのは、ピーマン・トマト・ニンジンのへた、たまねぎの皮やへた、セロリの葉や茎、しいたけの軸など、どの家庭にもあるような定番野菜の切れ端です。
作り方はいたってシンプル。まず両手一杯分の野菜の切れ端を洗ったら、水(1.3ℓ)をはった鍋に入れます。次に臭み消しとして酒(小さじ1)を加え、弱火で20~30分煮込みます。そして火を止めて鍋の中身をざるで濾せば、野菜の旨みと栄養が凝縮されたベジブロスの完成です。
作り方はいたってシンプル。まず両手一杯分の野菜の切れ端を洗ったら、水(1.3ℓ)をはった鍋に入れます。次に臭み消しとして酒(小さじ1)を加え、弱火で20~30分煮込みます。そして火を止めて鍋の中身をざるで濾せば、野菜の旨みと栄養が凝縮されたベジブロスの完成です。
いつものダシや水の代わりに
ベジブロスを料理に利用する際は、従来のダシや水の代わりに使うことが可能です。味噌汁のダシやカレーを作るときの水をベジブロスに置き換えたり、ミネストローネなどのスープに利用したりすることで、料理の旨みがぐっと深まります。
作ったベジブロスは粗熱を取って冷蔵庫で保存し、1週間を目安に使い切るのがおすすめ。今まで野菜の調理くずを捨てていた人は、これからはぜひ、ベジブロスとして活用してみてはいかがでしょうか。
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