コントゥアリングは、ハイライトやシェーディングを駆使し、顔を立体的に見せるベースメイク術。頬骨の高さを強調し、顔の掘りをより深く見せることで、別人に見違えるほど劇的に顔立ちが変わることから、「整形メイク」「Photoshopメイク」とも呼ばれるほど。

コントゥアリングは厚塗りが基本。厚塗りというと敬遠しがちですが、写真映えが良くなるため、当初は日頃からセルフィー（自撮り）をする女性たちの間で話題になっていました。

そしてSNS上で絶大な影響力を持つキム・カーダシアンやケンダル・ジェンナーが実践し、その様子をSNSに掲載したことで、一気に大ブレイク。現在では「NARS」や「BURBERRY BEAUTY」なども専用商品を展開するほど一般的になっています。

用意するのは、太めのメイクブラシと筆タイプのコンシーラー、ダークな色味のシェーディング用パウダーの3つ。コントゥアリングはメリハリを思い切り強調するのが基本なので、輪郭を卵型にし、立体感を出すために、光を集めたい部分にはハイライトとしてコンシーラー、削りたい部分にはシェーディング用パウダーを塗ります。

鼻は一番高く見せたいところにハイライトを、その周りをシェーディングすることで綺麗な高い鼻筋に。目元の掘りを深く見せるには、鼻のサイドに入れたシェーディングを眉頭、眉の下にまで伸ばします。また、フェイスラインをすっきり見せるために、顎先、額、眉骨、頬骨に沿ってハイライトを入れ、輪郭部分、エラ、頬骨の下、まぶたのくぼみにシェーディングを入れます。

色をのせたら、メイクブラシで色の境目がなくなるように丁寧になじませ、最後に無色のフェイスパウダーをさっとのせたら完成です。