大人女子のための2分で読めるウェブマガジン美シャイ- Beautiful shining
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2017/03/24

【上京一年生】〜千葉県千葉市出身 えだまめさんの上京物語〜

「夢を叶えたい」「田舎にはいたくない」「ここでしかできないことがある」地方出身者が上京してくる理由はさまざま。
このコーナーでは上京してまだ1年以内の女性たち、それぞれの上京物語をお伺いします。
がんばっている人、くじけそうな人、都会で自ら選んだ道を進む彼女たちが見ている未来とは。

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今回お話を聞くのは、フリーランスのカメラマン、デザイナー、イラストレーターとしてマルチに活躍する、千葉県出身のえだまめさん23歳。

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−−上京するきっかけは何でしたか?

私は今が2回目の上京になるんですけど、初めて上京したのは18歳の時で、専門学校への入学がきっかけでした。

−−何をしたくて東京に?

美術教師をしていた祖父の影響で、私も小さい頃から絵を描くのが好きで、「将来はイラスト関係の仕事に就くんだろうな」って物心つく頃から思っていたんです。だからそのまま迷うことなく美術系の専門学校に進みました。進路は一回もブレなかったですね(笑)

−−上京を決めたときのまわりの反応はどうでした?

両親は自由にさせてくれるんですが厳しくもあって、「高校生の間にある程度結果が出せないなら向いてないってことだから、そのときはあきらめなさい」って言われていたんです。だから、高校生の頃から商業イラストの仕事を何本かやっていて、卒業前の春休みからは、後々就職することになるゲーム会社で仕事を始めていました。

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−−会社勤めをしていた頃、一度千葉のご実家に戻られたそうですがそれはどうして?

ずっと絵で食べていきたいっていう想いはあったけど、いざ会社に入ったら、やっぱりただ絵を描いていればいいだけじゃなくて……理想と現実の違いを感じたんです。それで、やる気はあっても慣れない環境に身体がついてこれず、退社してしまったんです。
実家に戻ってからは半分ニートみたいな感じで、バイトをしながら、貯めていたお金を切り崩して暮らしていましたね。

−−その後2回目の上京を決めたのには、何か理由があったのですか?

きっかけは、前職のゲーム会社から「外注の形で仕事を渡すからまた絵を描かない? 君には絵を描き続けてほしい」という連絡があったことですね。それによって、ある程度の収入が約束されたのは大きいです。それに、趣味で撮っていた写真をなんとなくTwitterに載せたら思ったよりも反応が良くて、プロのカメラマンさんに「向いているからやってみれば?」って言ってもらえたんです。

−−周りからの後押しがあったんですね。

そうですね。実家からだと都内に出るのに毎回すごく交通費がかかるので、去年の10月に思い切ってまた上京しました。イラストがメインじゃなくても、もう一回頑張ってみようかなって思ったんです。

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−−いまの自分と故郷とをつないでくれているものはありますか?

祖父や祖母とした約束ですね。中学生のときに祖父が亡くなったんですけど、祖父とはプロのイラストレーターになるっていう約束をしたんです。だから1回目の上京ではそれを果たさなきゃっていう想いがありました。で、2回目の上京時は、祖母の方に「今度は失敗できないよ」って言われたので、その約束を果たしたいと思っています。祖母が生きている間に、写真やデザインである程度の地位をもう一度築く姿を見せたいですね。

−−いまの自分と故郷との距離感はどうですか?

よく連絡は取っているので、そこまで離れてはいないですね。ただ、私はおじいちゃん、おばあちゃん子なので、今はどっちかっていうと実家の母親よりも祖母と連絡を取ることの方が多くて。おばあちゃんお手製のティッシュケースやはんてんも使っています。

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−−いま一番楽しいときってどんなときですか?

思わぬところで人とつながれるときですね。高校生の頃からファンとして好きだった人たちと、知り合えたり。少しずつですが、自分の居る場所が良くなってきたのかなって感じます。

−−では、5年後の自分はなにをしてたいですか?

実は自分のなかでいくつか道があって。1つ目は、前職の会社に「よかったら戻っておいで」と言われているので復帰をすること。2つ目は、「母校の講師にならないか」と言われているので講師になること。3つ目は、もしかしたら写真で食べているかなっていうこと。ただ、講師は26歳以上じゃないとなれないので、どの道を選ぶかのターニングポイントは2年後ですね。仮に先生になっても、趣味で写真やイラストは続けていきたいと思っています。

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【お話を聞いた人】
えだまめ(23歳)
出身地:千葉県千葉市
好きな食べ物:フルーツグラノーラ
好きな色:みずいろ

[カメラ/木村和平 ライター/アベユーカ]