もういくつ寝るとお正月ですが、油断してると恋のライバルに先を越されるのもまたお正月です。
新年の初売りもお正月の風物詩ですが、あけおめメールを駆使したアピール合戦もまたお正月の風物詩。
生存競争・弱肉強食の自然の摂理からはお正月といえど逃れられないのです。
そう、お正月は新たな戦いの幕開けなのです。

今回はそんなお正月にいち早く憧れのあの人を手中に収める、「2015年の正月モテ術」をご紹介いたします。

彼の心にぶっささる「あけおめ」

一年のはじまりはあいさつから。
すでに勝負は始まっています。

「あけおめ〜!!」
と元気よくいくのもいいですが、新年一発目の挨拶はしっとりと落ち着きを持ちつつしっとりと

「あけましておめでとうございます。今年の◯◯（自分のフルネーム）も、どうぞ宜しくお願いいたします」

と、まるで嫁入りするかのような、覚悟を決めたかのようなニュアンス、眼力、微笑、ゆっくりとしたお辞儀で勝負。

すると彼は

（こ、これは……俺になにをどう宜しくお願いいたしちゃうんだ……!?）

こうなります。

お餅ひとつで勝敗は決する

正月こそ家庭的な一面をいかんなく発揮できる季節のひとつ。
ここはひとつ、おうちでプチ新年会を開きましょう。

自慢の手料理を振る舞って家庭的女子アピール。
ここで大事なのがお餅のコンディションです。
うっかりカビが生えてようものなら

「あいつん家の餅、めっちゃカビてたわ」

なんてあとあと言われかねません。
お餅はカビ無いようにしっかり保存。
ワサビを使うといいそうですよ。

お餅がカビない方法 by リオマママ [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが191万品

私感ですが、これはかなり効果的です。
本当にカビが生えにくくなります。
筆者も昨年実践し、この目で効果の程を実感しております。

お餅のカビさせない方法を目の当たりにした彼は

「ワサビ使うんだ？知らなかったなー……」
「うちの実家から毎年送られてくるんだけど、すぐカビさせちゃうんだよな……」

そして真剣な表情で少し考え、彼は

「……俺んちのお餅、任せていい？ 俺んとこ来ないか？」

こうなります。

胃袋を制するものは…

男ってのは旨い飯にめっぽう弱い。
お正月は華やかな料理がとても多いですが、その中でもいい塩梅で家庭的アピールができるのが「お雑煮」です。
寒い季節にあったたかい汁物、家庭の味も人それぞれ、これを使わない手はありません。

自分の生まれ育った地域、家庭ならではのお雑煮を存分に振る舞いましょう。
私はこれを食べて育ちました、こんなに美味しいお雑煮で育ったんだよって。

（この子はこんなにあったかくて美味しいモノが作れる子だったのか……）

そして胃袋をがっちり掴まれた彼は

「……俺の胃袋、お前に満たされたいって言ってるぜ」

こうなります。

とりあえずカニを剥け

とにかく正月は甲殻類。
新年会を開けばカニやらエビやらもりだくさん。

ここは率先して甲殻類をやっつけましょう。
どんどん剥いて、どんどん配る。
周囲が「気の利く女の子アピールで点数稼ぎか」と感付き始めた時

「んっ……痛っ……」

と甲殻類の甲羅にはさすがに勝てない、か弱い女の子アピールに素早くシフト
メッシも驚く鋭い切り返しに彼は決心を決めた顔で

「……俺がこの世のすべての甲殻類から、お前を守るから」

こうなります。

コタツの中コミュニケーション

だいたいの男は石原さとみです。
石原さとみが大好きです。
石原さとみのCMが流れる15秒間は脳内を完全に占拠されています。

これです。
学びましょう、盗みましょう。
タイミングを見計らい、コタツの中でちょっかいを。
コタツの中は目には見えない秘密の園。
顔には出さず知らぬふり、あえてクールぶるのもいいでしょう。

（え、なになに……これはどういうことなの……ももももしかして……）
（これってアプローチ……？ 俺いまめっちゃアプローチされてるパターンのやつじゃね!?）

意を決した彼は帰り際に

「……コタツの中だけじゃ……物足りないだろ？」

こうなります。

先手必勝。
他の女子に先を越されないように。
そう、コタツの中は、戦争です。

さあ、2015年もこの終わりなき恋の戰場を駆け抜けましょう。