おしえて先生!はじめてのアロマキャンドル作りで女子力アップ♡
「女子力」とは果たして、なんなのでしょうか。お料理ができる、お菓子が作れる、毎月ちゃんと美容室に通う……。
「あの子って女子力高いよね」「わたしは女子力が低いから……」そう、きっと多くの女子が求めてやまないもの、それが「女子力」。
はじめまして、ライターのアリコです。自称、女子力に欠ける女です。流行にも美容にも、おいしいスイーツにも、とにかく疎いと自負しております。そんなわたしですが、本当は「女の子っぽいこと」にずっと憧れています。でも、憧れているだけじゃ叶わない。願っているだけじゃ何も変わらない。よし、ここは何かひとつ、「女の子っぽいこと」をやってみようじゃないか。
ということで今回は、女の子っぽい女の子=いい匂いがするという、実に安易な考えから、アロマキャンドル作りに初挑戦して来ました!
アロマもキャンドルもよく分からないけど、ものは試しだ! やってみよう!
講師の先生が、すでに女子力たっぷり
講師を務めてくれたのは、日本ヴォーグ社認定キャンドルマイスター講座本部講師(長い)の久保田まりか先生。見るからに女子力が高そうだ。名前もかわいい。今回は、クリスマスも近いということで、天然石のようにキラキラ輝くアロマジェルキャンドルの作り方を教えてくれるそうです。
普段はコスプレイヤーとして活動中の幸和あいきさんと、NPO法人manaveeの理事を務めるしょこちゃんさんを加え、手作りキャンドル講座スタート!
キャンドル作りと一緒に女子力もレクチャーしていただきましょう!
先生「今回作るジェルキャンドルは熱源もいらない、とても簡単に作れるキャンドルです。使う道具はバットとハサミだけ。みなさん、今までにキャンドルを作ったことはありますか?」
しょこちゃん「普段、自宅でアロマキャンドルを使うことはありますが、キャンドルを作るのは初めてです。女の子っぽい趣味が欲しくて、参加してみました」
あいき「わたしも初めてですね。キャンドル作りって、よく分からないけど、なんとなく女子っぽいなーと思って参加しました」
みんな考えることは大体同じなんですね。よかったよかった。
先生「ジェルキャンドルの原料は、無色透明のプルプルしたゼリー状のもので、パラフィンと言います。パラフィンは石油を精製する際に出る天然のワックスで、一般的なキャンドルと同じ成分で出来ています。パラフィンには色が付いていないので、今回は専用の顔料で色付けをし、ほんの少しだけ香りを付けたものを用意しました」
アリコ「おいしそう!!!!!」
先生「(笑)。小さいお子さまがいるご家庭で作る場合は要注意です。わたしが普段やっているレッスンでも、小さい子から『これ、食べていいのー?』とよく言われるんですよ」
さり気なく子ども扱いされたような気がしますが、気にしない。気にしない。
先生「今回は天然石をイメージした色を付けてきました。赤いジェルは、宝石のガーネットをイメージしています。情熱的な赤い色の石です。ガーネットは1月の誕生石で、成功運を上げる石と言われています。仕事や勉強などの目標に向かって努力している人が持つと、成功に導いてくれるそうです」
先生「紫のジェルは、2月の誕生石のアメジスト。アメジストは恋のお守りの石。ヨーロッパではいい恋人を引き寄せてくれる石と言われていて、婚活中の人が身につける石として有名です。青いジェルはアクアマリンです。3月の誕生石で、天使の石と呼ばれています。人と人とを調和する力があり、コミュニケーション能力をアップさせたり、対人関係にわだかまりがあるときに持つと、問題を穏やかに解消してくれます」
先生「それから、今回はそれぞれのジェルに少しだけ着香しています。ガーネットはローズの香り。ローズは香りの女王様と呼ばれていいます。嗅ぐと女性ホルモンを整えて、憂鬱な気持ちを穏やかにしてくれる効果があります。女子力アップの香りです。ここ、大事です。テストに出ます」
3人「女子力……(ゴクリ)」
先生「アメジストは、ラベンダーにマジョラムという香りをブレンドしてきました。ラベンダーは癒しの香りとして有名ですね。イライラや不安で眠れないときなどに効果的です。アクアマリンはシトラスの香りです。気分転換になる香りで、食欲を整えてくれます。食欲がないときは食欲をアップさせてくれ、逆に食欲がありすぎるときには抑制してくれます。気持ちを前向きに、明るくしてくれる効果もあります」
天然石と香りの話を一通り聞いたところで、それぞれ自分が作りたいイメージのキャンドルを決めて、ジェルを選びます。わたしは、とにかく赤にしよう。女子力!
欲しいものはいっぱい(だって女の子だもん)
しょこちゃん「わたし、こういうの選ぶのすごく苦手なんです。色のセンスに自信がなくて……」
先生「世界にひとつだけのものだから、自分が好きな色を選んでいいですよ。オリジナリティがあった方が素敵です!」
あいき「わたしは情熱とコミュ力が欲しい!」
あいきさんは、情熱の赤いガーネットと、コミュ力アップのアクアマリンをベースにチョイス。
なかなか個性的なカラーリングですね。
しょこちゃんはピンク系の淡い色でまとめました。「色のセンスに自信がない……」なんて言っていた割に、ちゃっかりかわいい色を選んでいます。
先生「あいきさんは若々しいね! しょこちゃんは、イメージぴったり。繊細な感じだね」
そして、わたしが選んだジェルがこちら。女子力アップのガーネットから、アメジストへのグラデーションをつくりました。
先生「アリコさんは、計算高いね」
アリコ「(なんでこの人、わたしにだけ当たりが強いんだろう)」
使いたいジェルが決まったところで、いよいよ作業開始
先生「まず、キャンドルは燃えるところがないと、火が点きません。なので、最初にキャンドルの芯をセットします。芯には、ジェルキャンドル専用の、綿の糸にジェルを含ませて作られた芯を使います。接着にはロウの一種のマイクロワックスというものを使い、容器の底に固定します」
先生「ジェルはハサミで簡単に切ることが出来ます。天然石のような、キラキラしたカットにしたいときは、丸い面を減らすように切っていき、面を多くしてあげましょう。大きさは、大きいものをゴロゴロいれてもかわいいですし、ハサミで細かくカットしてもいいです。2色をまとめて刻みながら混色すると、また違った印象になりますよ」
あいき「キャンドル作りって難しいイメージがあったけど、すごく簡単で意外。黙々とやれる」
しょこちゃん「地道な作業が好きだから、楽しいです……!」
女子力=男受けが良いわけではない?
あいき「やっぱりキャンドル作りって、女子力高いね!」
先生「キラキラしてるし、いい匂いだし、女の子は好きですよね。でも実は、あんまり男受けが良くなかったり……」
3人「えっ‼⁉︎」
先生「初対面でキャンドル作ってます! というと、取っ付きづらいイメージを持たれがちなんです。なので、仲良くなりたいな〜と思う男性には、言わない方がいいかも(笑)ある程度、距離を縮めてから言う分には『そんなこともできるんだ〜』と受け入れてもらえるけど、まだ相手が自分のことをよく知らないうちに話してしまうと、それ以上の進展がなかなか望めません……」
しょこちゃん「意外だね。手先が器用な女の子っていう感じがするから、てっきりモテるのかと思ってた」
先生「それでいうと、お菓子作りやアクセサリー作りは男受けがいいですね。たぶん『俺のも作って!』といいやすいから。キャンドルは、男性にはあまり縁がないですから……」
アリコ「女子力と男受けは違うのかな?」
しょこちゃん「わたしも前は『女子力高い=男受けがいい』だと思っていたけど、最近違うんじゃないかなって思い始めたよ。自分がかわいいと思って着ているお洋服も、男性には『すごい格好してるね』と言われてしまったり……」
完成まであと少し!
先生「ジェルが好みの大きさに切れたら、盛り付けていきましょう。容器の外に芯を出した状態で、切ったジェルを盛っていきます。色やジェルの大きさのバランスを考えながら、自分の好きなように盛り付けてみてくださいね」
先生「芯の周りがスカスカだと、芯だけが燃えてしまいます。なので、芯の周りは細かいジェルをギュッと詰めるように盛り付けてあげるのがポイントです」
先生「盛り付けが終わったら、最後に芯を1cm程度残して、ハサミで切ってください。芯が長すぎると火が大きくなりすぎて危なかったり、逆に短すぎるとなかなか火が点かなかったりするので、程よい長さで切りましょう」
あいきさん作のジェルキャンドル。金平糖のような淡い色味の細かいジェルに、大粒の赤いジェルがいいアクセントになっています。
こちらは、しょこちゃん作。縁にアメジストが敷き詰められた、ちょっと大人な仕上がりのキャンドル。大きめにカットされたジェルに光が反射して、とっても綺麗です。
先生「みなさん、かわいく出来ましたね! すごい‼」
そしてアリコ作。下から上に向かって、赤から白のグラデーションを作ったら、かき氷のような仕上がりに。
先生「あれだね、やっぱりアリコさんのは計算高いね」
アリコ「悪口ヨクナイ」
先生「じゃあ、無事に完成したところで、最後はみんなでお片づけをしましょう!」
アリコ「(えっ、スルー……⁉)」
先生「バットやハサミに細かいジェルが付いていると思うので、まずはそれを綺麗にしていきましょう。クリーナーにはリキッドキャンドルというものを使います。オイルキャンドルの中に入っているものと同じで、これもロウの一種です。コットンにリキッドキャンドルを含ませ、サッと撫でるとキャンドルのカスが集まるので、集めたカスは燃えるゴミとしてそのまま処分してください」
先生「わたしのレッスンでは、次のレッスンを受ける人たちが、気持ち良く道具を使えるように、必ず生徒さんに片付けまでやってもらっています。片付けまでが手作りです!」
作ったキャンドルに火を点けてみよう!
キャンドルに火を点けるときに、ライターやマッチを使う方が多いはず。ですが、マッチはススの臭いが出やすかったり、ライターだと火と手元の距離が近すぎて危ないので、チャッカマンを使うのがオススメとのこと。
キャンドルの光のように不規則な揺らぎのことを、“F分の1揺らぎ”と呼びます。高いヒーリング効果があり、誰かと話しをするとき二人の間に置くと普段言えないことも素直に言えたりします。女性を美しく見せてくれる光とも言われているので、意中の男性へのアプローチをするときに使うと効果的かも?
※外出時、就寝時のキャンドルの消し忘れにはお気をつけください
キャンドルの火を消すときに「フーッ!」はNG
火を消すときは、「フーッ!」と吹き消してしまうとススの臭いが出てしまうのでNG。ピンセットやハサミなどの金属製の長いもので、キャンドルの芯をロウの中に倒すように消してあげると、嫌な臭いが出ません。ロウが固まる前に芯を起こせば、芯自体がロウでコーティングされて、次に使うときの着火も簡単です。
プルプルなジェルキャンドルも、燃えていく原理は一般的なキャンドルと同じ。ですが、普通のキャンドルと比べると燃焼時間は3倍以上なのだそう。小さな光を眺めながら、じっくり楽しめるのがジェルキャンドルの魅力なのです。
キャンドル講座を終えて……
しょこちゃん「毎日仕事ばっかりで、疲れが溜まっていたけれど、キャンドルのおかげで癒されそう。これからは自分の世界観に合わせたキャンドルを見つけていきたいな」
あいき「もともと物作りは好きだけど、今回は初めてのキャンドル作りで、すごくいい体験ができた。これからも色々と挑戦していきたいです!」
先生「わたしは普段のレッスンには、主婦の方や年配の方が生徒さんには多いので、わたしと年齢の近い方に教えるのは、ちょっと緊張しました(笑)でも、みなさんが楽しんでくれてよかったです!」
みんなが楽しんでくれて、企画した身としても本望です……。世界にひとつだけの、わたしの小さな宝石箱。大切にしよう…………!
アリコ「でも、モテはしないんですよね。キャンドル作り」
一同「……」
[ライター/アリコちやん]
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