大人女子のための2分で読めるウェブマガジン美シャイ- Beautiful shining
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2016/11/04

音楽好き男子にモテよう!!【前編】~おバカ邦題の世界~

みなさんは、「せっかく素敵な異性に出会ったのに、趣味が合わなくて話が弾まない……!」といった経験はないでしょうか。

人間は「価値観が合う人に好意を持つ」といった習性があるようです。
価値観とは自分の中で何が大切か、という優先順位のこと。「趣味が合う」ということも「価値観が合う」ことのひとつだと言えるのではないでしょうか。

せっかく素敵な人に出会ったのに、相手から「価値観が合わないから仲良くなれそうにない」と思われていたら悲しいですよね。

それなら、第一印象で「この子とは趣味が合いそうかも♪」と思わせるのが、気になる彼と仲良くなる手っ取り早い方法ではないでしょうか!!

というわけで本題。

今回は、音楽好き男子と仲良くなれること間違い無しの「邦題がおバカな音楽特集」です。
音楽好き男子と是非「邦題のおバカさ」で盛り上がってください。

洋画も洋楽も、日本向けの邦題を付ける際には
「本来のタイトルに存在しない一文を付ける」「日本での流行、世相を反映したタイトルに変えてしまう」
といったことが結構あるようです。
カタカナ表記が一番いい気がするけどそういうわけにもいかないんですね~。

個人的にグッとくる邦題をいくつかご紹介していきます。

めくるめくおバカ邦題の世界

(原題:A Hard Days Night – The Beatles)
  ↓
「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」

……だっせええー!!

今はカタカナ読みで『ハード・デイズ・ナイト』となっていますが、なんというセンス……
と思ったらこちらの邦題、映画評論家の故水野晴郎氏がつけたそうな……。
若い読者は知っているんだろうか、水野晴郎。

「ピラミッド大作戦」
(原題:Alive – DAFT PUNK)

「仕事は終わらない」
(原題:Harder, Better, Faster, Stronger – DAFT PUNK)

「MAKE LOVE~桃色吐息」
(原題:Make Love – DAFT PUNK)

かっこいい音楽がテレビCMなどで使われまくりなDAFT PUNKもこの通り。
当時はなんとなく「Aliveの日本版タイトルダサくね?」と思っちゃいけない気がしていました。

でも今なら言える。「ピラミッド大作戦」はやっぱダサくね?

「レッチリの電撃ワープ」
(原題:WARPED – RED HOT CHILI PEPPERS)

漫画「DEATH NOTE」の実写版映画の主題歌を担当していたので、普段は洋楽を聴かない人でも一度は耳にしたことがあるはず!
レッドホットチリペッパーズ、通称レッチリ。
彼らにも変な邦題の曲がありました。なんかコントっぽい。

「酒場で格闘ドンジャラホイ」
(原題:wooden pints – Korpiklaani)

フィンランド発の「森メタル」コルピクラーニ。
コルピクラーニはコアなファンから「おバカ邦題」に定評があるバンドです。

この曲、PVもかなりキてまして……小屋から腰でヴァイオリンを弾く人が出てきたと思ったら
森の中でいいおっさん達がヘドバンして演奏したり森プロレスしたり。

なにこの人たち楽しそう

なにこの人たち楽しそう


森ガールはコルピクラーニをもっと見習うべき。

Spirit Of The Forest → 「翔び出せ! コルピクラーニ」(2004年)
Voice Of Wilderness → 「荒野のコルピクラーニ」(2005年)
Tales Along This Road → 「世にもコルピな物語」(2006年)
Tervaskanto → 「コルピと古の黒き賢者」(2007年)
Korven Kuningas → 「森界の王」(2008年)
Karkelo → 「コルピの酒盛り」(2009年)
Ukon Wacka → 「コルピの神様」(2011年)
Manala → 「コルピと黄泉の世界」(2012年)

アルバムのタイトルだけでここまで楽しめるコルピクラーニ!!
途中からやけに可愛い略称になっているのが素敵です。コルピ。

ついに真打登場

そして、ヘンな邦題といえばこの方。フランク・ザッパ。
常人では到底思いつかないであろう、邦題のセンスに酔いしれろ!

「いまは納豆はいらない」
(原題:No Not Now – Frank Zappa )

「ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパ・パ」
(原題:The Man from Utopia – Frank Zappa)

「びしょ濡れTシャツコンテスト」
(原題:Fembot in a Wet T-Shirt – Frank Zappa)

「鼻で記憶している蒸気オルガン音楽」
(原題:Nasal Retentive Calliope Music – Frank Zappa)

どうしてこうなった?

「いまは納豆はいらない」は空耳だし、「ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパ・パ」は当時日本で流行っていたCMフレーズのオマージュだそうです。
あとの二つはなんかもうむしろかっこいい気がしてきた。

「鼻で記憶している蒸気オルガン音楽」というタイトルで、この曲を聴いてみたいと思う人がどれだけいるのか気になるところです。

おバカ邦題の誘惑

少し探してみただけでも出るわ出るわ、「おバカ邦題」のオンパレード。
でもそんな「インパクトのある邦題」のおかげで人々の心に残り続けているのだから、プロモーションとしては成功なのかも。
今回挙げた曲は、実際にはかっこいい曲ばかりです!

季節はすっかり芸術の秋、気になる彼と音楽の話をしてみてはいかがでしょうか。

音楽好き男子にモテよう!後編は「ダサいCDジャケット編」です。

トップ画photo:DJ Heylosby BrianHenry ////|//

[ライター/ちぷたそ