子どもにナメられないぽち袋8撰
「なんだー、千円かよー」
正月早々、甥っ子、姪っ子からの辛辣な言葉が突き刺さる。安月給の中から絞り出した雀の涙ほどのお年玉に対し、子どもたちはどこまでも残酷だ。
そんな叔母泣かせで生意気な子どもたちを黙らせる方法、それは「中身」ではなくそのお金を入れている「ぽち袋」がポイントであることをあなたは知っているだろうか?
今回はたとえ中身が千円であっても「うわーーーーー! 綺麗なおねえちゃんありがとう!!!」と喜ばれるぽち袋を紹介していこう。
お菓子だと思ったらお年玉!「ビスケットぽち袋」
このぽち袋、ビスケットのかたちをしています。大抵の坊やは「わーーービスケットだーーー!」とビスケットをもらったと勘違いします。そしてそれがビスケットではなくお年玉だと知るとパニックに陥り「わーーーー千円入ってるーーー!!」と普通に千円を渡すよりずっと喜ぶのです。ちょろいもんです。
ありのままの金額で直球勝負!「アナ雪ぽち袋」
2014年旋風を巻き起こしたディズニー映画、「アナと雪の女王」通称「アナ雪」。このぽち袋を渡す際に例のあの歌を歌ってやれば、さすがに子どもであってもアナタのお財布事情を汲み取ることでしょう。かっこつける必要はありません。ありのままのアナタでいきましょう。
思考をコントロールし、うやむやにしよう!「トランプぽち袋」
トランプ姿のこのぽち袋。子どもはこのお年玉を受け取ると中身のことなんかどうでもよくなり、思考がすぐに「お姉ちゃんトランプで遊ぼう!」となるはずです。すかさず「大富豪」を開始し、社会の厳しさを子どもたちに教えてあげてください。
特殊形状の妖怪ぽち袋で差を付けろ!「妖怪ウォッチぽち袋」
これはかなりの反則技ではありますが、泣く子も黙るジバニャンぽち袋の上に更に「お札を折り曲げないで入れられるタイプ」なのです。子どもはキャラクターが印刷された表面積が多いだけで「勝った」と思う性質があるため、普通のぽち袋に入れた1万札よりもこのぽち袋に入れた千円札のほうが価値があるといっても過言ではないのです。
オトナを誇示せよ!「バカボンのパパの大入り袋」
大抵の子どもはこのぽち袋を渡されると「大入」を「大人」と読むでしょう。そこですかさず鼻で笑ってやりましょう。「そんなんだからまだまだ坊やなのよ」と。子どもは恥ずかしさと悔しさのあまり中身の金額をうだうだ言う前に部屋から飛び出して行くでしょう。これも彼にとって大人への一歩なのです。
ぴかぴかしててなんかすごい!「小判型ぽち袋」
見るからに大金が入っていそうな小判型ぽち袋。中身が千円だとそのギャップにがっかりされるんじゃないか……と心配でしょうが、安心してください。こどもはとにかく「金色」が好きなのです。他人の金、銀の折り紙を勝手に使おうものなら学級会が開かれるレベルなのです。子どもたちにとって「金色のなにか」と「磨き上げた泥団子」は贅沢の極み。もはや中身などどうでもいいのです。
国民的ヒーローで丸く収まる!「アンパンマンぽち袋」
どんなぽち袋にするか迷ってしまったら、とにかく「アンパンマン」が鉄板です。大抵の男に「○○君の声、なんか好きだな」と言っておけば丸く収まるように、子どもに「アンパンマン」を渡せばとりあえず丸く収まるものです。しかし決して小学校高学年の子どもにこのぽち袋を渡してはいけません。プライドを傷つけることになります。
最終手段は真顔で行こう!「ノーマルぽち袋」
どのぽち袋も心配なのであれば、いっそ開き直ってシンプルなノーマルぽち袋にしてしまいましょう。人気者キャラクターやかわいらしいぽち袋だなんて媚びた真似するから、子どもにナメられるのです。このシンプルなぽち袋から漂う「ガチ感」。「お年玉だかなんだか知らないが、働かざるもの食うべからず、これよく覚えておきな」という武骨なメッセージが子どもにもちゃんと伝わるはずです。
以上、子どもにナメられないぽち袋たちでした。正月からナメられないよう、大人の意地を見せてください。
(ちなみに、1万円渡すと一発で尊敬されます)
[ライター/サカイエヒタ]
-
脱毛でニオイを減らせる? 「脱毛」と「ワキガ」の関係性 2017/11/24
-
脱毛が2か月に1回のワケ、それは毛周期にあった! 2018/05/27
-
サロンやクリニックでの脱毛と「生理周期」の関係とは 2017/12/24
-
意外と知らない「埋没毛」の仕組みと処理方法について 2017/12/27