サナギ系女子のエヴリデイ 第2話〜ないものねだり〜
さてさて。
今回のテーマは「ないものねだり」です。
女の子はいつでも何かしらコンプレックスを抱えていて、周りの同年代の女の子と自分を比べてしまって落ち込んじゃったりするんですよね。
私は北海道のド田舎出身です。
家の周りは山に囲まれ、最寄りのコンビニやスーパーに行くのは徒歩1時間、バスは一日に4本しか通っていない超ド級の田舎、田舎of田舎に住んでいました。
高校を卒業した後、私は絵を勉強する学校に行きたかったのですがお金が無くて進学することができず、学費と一人暮らし資金を貯めるため地元の量販店に就職しました。コミュ力皆無なのに接客の仕事に就いてしまったため、毎日が地獄でした。
お客さんから話しかけられてもうまく対応することができず、「あの子頭おかしいんじゃないか」とお店に何度もクレームが入りました。
いくら店員とはいえ同じ人間ですよ。流石に傷つきますよ! 確かに売り物のネコ缶をシーチキンがわりにゴハンに乗せて食べたりはしましたが。
そんななか同級生はほとんど都会の大学に進学したり専門学校に行って好きなことを学んだりしてキラキラした日々を送っているわけですよ。
当時流行っていた某ミから始まる4文字系SNS(もう名前言えや!)で同級生のキラキラした日記を見て、自分は田舎から出れなくて好きなこともできなくて。
時給650円で毎日朝から晩まで働いて休日は疲れて寝てて、こんな人生でいいのだろうかってモヤモヤした日々を送ってました。
心の中でプラスチック燃やしてる? ってくらいモヤモヤしてました。
それから時は流れ、当時キラキラした毎日を過ごしていた可愛い同級生の女子たちは早々に相手を見つけて今は専業主婦をしている人が多いです。
結婚はおろか彼氏すらまともにできたことも無い私はそんな彼女たちがSNSにアップする子供の成長記録を妬み満開で見ながら毎夜こう思いながらペンを握るのです。
「見てろ……。いつか新進気鋭のイラストレーターとして情○大陸に出たるけえのッ!!!」と。
そうです。私の創作意欲は、友情でも努力でも勝利でもなく、恨み・妬み・嫉みから来ているのです。
もし実家が裕福で行きたい学校に進学できてやりたいことをやれていたとしたら、
負のエネルギーが足りなくて今こんな陰鬱オーラ満開の漫画を描けてなかったと思います。なので、そういう意味では実家が貧乏で良かったなって心から思います。
だからこれを読んでいる若き女子たちに言いたいです。他人の芝生の青さばっかり気にしてても始まりませんよ。と。
あなたの足下に茂る芝生こそ一番青いのかもしれませんよ。と。……まぁ親が石油王にこしたことはないですけどね!!
【info】
Blog:「ワタシはタワシブログ」
Twitter:@akikomasuda
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